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FXの手法

検証結果付き!ボリンジャーバンドの逆張りで利益を出せるのか?

こんにちは、Shunです。

 

オオカミ君
オオカミ君
ボリンジャーバンドの逆張りは利益を出しやすい。と解説しているサイトもあれば逆に利益は出しづらいと解説しているサイトもあるんだけど、ちゃんと検証をして結果を紹介するサイトはないのかよ。

 

今回の記事ではオオカミ君のような悩みを解決できるような構成になっています。私はボリンジャーバンドの逆張りを取引に使っていないのですが、過去に手法として取り入れた時期があったことや、個人的にも興味があったので再度検証をしてみました。

 

今回の解説では、最初に逆張りで利益をだすために必要なこと考えてみます。その条件をボリンジャーバンド逆張りが満たしているのかどうかを考察し、考察が正しいのか実証していきましょう。

このページを読んで身につくこと

  • ボリンジャーバンドの逆張りの理解を深めることができる
  • 実際の相場での有効性を知ることができる
  • ボリンジャーバンドを逆張りで利用する際に注意すべき点がわかる

ボリンジャーバンドの逆張り

 

逆張りで反発する条件は、ひとつはすでにその価格帯に多くの指値注文が入っていること、もうひとつは、多くのトレーダーが逆張りポイントとして注目していることです。

そのような場所でなければ、反発がないか、あっても弱いことが多く、逆張りに適しているとは言えません。

ボリンジャーバンドの逆張りは、はたして反発ポイントとして機能するのでしょうか?

ボリンジャーバンドが反発ポイントになる根拠はあるのか?

 

ボリンジャーバンドは「ボリンジャーバンドの順張りでの使い方をガチで検証してみる」で説明した通り、正規分布でなければ統計学な理屈は根拠になりません。

ですから、ボリンジャーバンドにレートがタッチしたということは、急騰したとか急落したという事実を示しているだけにすぎません。

ですから、順張りではその勢いに乗るということでボリンジャーバンドをうまく利用できましたが、それゆえに反発ポイントをとらえるツールとして、逆張りに利用するということは難しいのではないかというのが、私の見解です。

 

ボリンジャーバンドは逆張りできるほど注目されてるの?

 

もうひとつ逆張りするのに大事なことは、ボリンジャーバンドは世界中の多くのトレーダーが逆張りするポイントとして注目しているのか?注文がたまっているポイントなのか?という点です。

 

ボリンジャーバンド自体は非常に有名なテクニカル指標で参照しているトレーダーも多いとは思いますが、ボリンジャーバンドを重要な逆張りポイントとして見ている、もしくはそのバンドの価格に大量の指値注文が入れているかというと、おそらくそうではありません。

 

さらには、期間や1σ、2σなどの設定や、時間足などなど使う人によってまちまちなので、注目するポイントがばらけてしまっているだろうということが考えられます。

したがって、ボリンジャーバンドでの逆張りが有効に機能するかというとかなり疑問があります。

ボリンジャーバンドの設定と逆張りの検証

 

ここまで、ボリンジャーバンドの逆張りについて悲観的な考察ばかりを提示してきました。

オオカミ君
オオカミ君
でも上のチャートのようにボリンジャーバンドを表示させてざっと眺めると、ボリンジャーバンドで跳ね返っている場面ってけっこうあるじゃんか。

上のラインで逆張り売り、下のラインで逆張り買いという手法でなんとなく利益を上げることが出来そうだけどな?

 

オオカミ君のような声が聞こえてきそうですので、ボリンジャーバンドを利用した逆張りで稼ぐことはできるのか?という実際のところを検証してみたいと思います。

ボリンジャーバンドでの逆張りを成功させる工夫

チャートでは有効そうな手法に見えるボリンジャーバンドの逆張りは実は根拠に乏しく、利益をあげるのは難しいように思いますが、それでもなんとかボリンジャーバンドを逆張りに利用する場合にはどのようにしたらよいでしょうか?

 

ボリンジャーの順張りの説明で述べたように、相場においてボリンジャーバンドはバンド内に収まる確率が一定であるというわけではないこと、±2σ、±3σのブレイクが順張りに追い風になることがあるということを確認しました。

 

ですから、ボリンジャーバンドで逆張りを考えたときには、あえてほとんど使われることのない±1σを目安にしてみてはどうかと考えました。±1σならブレイクしても順方向に動き続ける力も弱く、トレンドが発生する初動という段階でもないからです。

ここで±σをボリンジャーバンドの逆張りポイントとして使う場合に問題になるのは、ボラティリティが低すぎるとき、つまり±1σのバンド幅が狭すぎると、逆張りをしても値動きが乏しく利益が乗らないということです。

 

まして、跳ね返る根拠に乏しいラインを使っているので、直近のボラティリティ以上の大きな利益はあまり期待できないと考えます。ですから、ボリンジャーバンドの幅がある程度広いときだけエントリーすることを考えます。

 

ロスカットをどうするか

ボリンジャーバンドの逆張りが反発の根拠に乏しいことを考えると、ボリンジャーバンド近くにストップを指値するのはあまり好ましくないと思われます。したがって、直近のレジスタンスやサポートに置くことになるでしょうが、これも遠すぎたり、近すぎたり利益との比率がアンバランスであれば、良いとは言えません。

 

実際のトレードでは、このようなことを考えながら、エントリーの都度柔軟に決定していくことになるのでしょうが、今回のテストでは、ボリンジャーバンドでの逆張りでのエントリーの優位性の評価をしたいので、よいロスカットポイントを探るということは考えずに、単純に利益確定とロスカットの幅を同じにすることにしました。

 

ボリンジャーバンドのσと期間を変えて逆張り検証

σ、期間を変えて逆張り検証開始

逆張りの分析では、USDJPY15分足(2013.1-2013.12)の1年間で、スプレッド0.4pips、ロット1万通貨、ボリンジャーバンドの一定割合(今回はボリンジャーバンド幅100%)で利確、同じ値幅でロスカット、狭すぎるボリンジャーバンド幅ではエントリーしない、という設定です。

理屈上、±1σでの逆張りが期待できるところですが、比較のために±2σ、±3σについて、期間を20,40,60でそれぞれトレードの検証をしてみました。

が、、、結論から言うと、ボリンジャーバンド逆張りのテスト成績では、どの設定でもなかなか良い結果のものがありませんでした。詳しい検証結果をお見せしましょう。

 

σ
期間
損益
トレード数
PF
期待利益
1
20
-120890
1774
0.91
-68.15
1
40
9370
881
1.01
10.64
1
60
-46100
605
0.94
-76.2
2
20
-93470
837
0.91
-111.67
2
40
-119130
430
0.85
-277.05
2
60
-117460
281
0.81
-418.01
3
20
-106000
500
0.88
-212
3
40
-97240
231
0.83
-420.95
3
60
-159160
145
0.67
-1097.66

 

 

ボリンジャーバンドのシグマが大きくなると逆張りではどんどん不利に

予想通り2σ、3σと大きくなるにつれて、期待損益が悪化してしまっています。±1σの逆張りではなんとかぎりぎりのところで期待損益がプラスのものがあるという結果です。

σが大きくなるほどに、そこにタッチするということは相場の勢いが強くて順方向へすすむ力が強く、±1σのようにまだ力のないうちのボリンジャーバンド逆張りなら、少しの損かわずかな利益がでたという結果になりました。

もしスプレッドがせまい業者で運用すれば、もう少し良い利益にもなったのでしょうが、そもそもそんなことでは運用に適しているとは言えません。

ボリンジャーバンドの期間が長くなるほど、逆張りには向かない

ボリンジャーバンドの期間に関しても同じことが言えそうです。つまり、±1σあたりでは期間が長くてもあまり影響は出ていないのですが、それ以上のσのときは期間が長いほど期待損益が悪くなっているのが分かります。

これもやはり、長い期間のボリンジャーバンドのタッチが起こるときには、相場の順方向の力が強くて、逆張りするには不適であるということがいえるでしょう。

ボリンジャーバンド逆張りに移動平均線のトレンドをとりいれる

今回は、ボリンジャーバンドの逆張りの本質についての検証なので、あまりほかの要素を取り入れたくはないところなのですが、いまのところ残念な結果なので、少しはよくなるのではないかと、移動平均線の傾きと組み合わせて検証してみました。

ごく一般的にに利用されている方法ですが、

移動平均線の傾きが上向きのときのみ、ボリンジャーバンド下限で買いの逆張り、
移動平均線の傾きが下向きのときだけ、ボリンジャーバンド上限での売りの逆張り

という方法です。

今回は、ボリンジャーバンドで使用するのと同じ期間の移動平均線をフィルターとして、ほかの設定は上と同じパラメーターと設定でテストしました。

σ
期間
損益
トレード数
PF
期待利益
1
20
-167430
1268
0.82
-132.04
1
40
54530
605
1.1
90.13
1
60
-10760
407
0.98
-26.44
2
20
-110640
524
0.84
-211.15
2
40
-79100
225
0.81
-351.56
2
60
-97020
141
0.7
-688.09
3
20
-100480
215
0.73
-467.35
3
40
-16410
61
0.88
-269.02
3
60
-93920
34
0.29
-2762.35

太字のものが改善が見られたパラメーターです。思ったよりも改善がみられませんでした。ただし、±1σでのボリンジャーバンド逆張りでは、わずかながら改善する傾向が見られました。

ブレイクしづらいパラメーターでのトレンドとは逆側のボリンジャーバンドタッチはむしろ、上昇基調からの急落、下落基調からの急騰を意味するので、むしろ逆張りが機能しないということなのかもしれません。±1σ程度だとボリンジャーバンドの逆張りが、トレンド方向の押し目をうまく拾うような状況になる場合があると考えられます。

ボリンジャーバンドでの逆張りはテスト上では全く勝てません

今回のテストのほかにも、利益と損益の幅を変えてみたり、ボリンジャーバンドの幅でフィルターをかけて逆張りをしたりといった分析もしてみたのですが、大きく改善したものはありませんでした。

ほかに、大きな時間軸のトレンドに沿った方向のみでとか、ありとあらゆるフィルターを方法を試せば、中にはそれなりに利益が出る方法も見つかるかもしれません。

しかし、ボリンジャーバンドの逆張りというところのみに注目すれば、利益を出しにくいのではないかというのが、ひとまずの結論ということになりました。

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