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初心者でも分かるFXの仕組み

クロス円の仕組みと意味はどうなっている?特徴やメリット・デメリットを解説

こんにちは、Shunです。

オオカミ君
オオカミ君
クロス円ってなんとなくの意味はわかるけど、いまいちよく理解できてないんだよなぁ

という人は多いです。

通貨ペアにはクロス円とドルストレートがあります。クロス円は米ドル以外の通貨の通貨ペアを、ドルストレートはドルどドル以外の通貨の通貨ペアをそれぞれ表すものです。

ここではクロス円の詳しい意味や特徴、仕組み、メリットデメリットなどを紹介していきます。

このページの内容

  • クロス円は円と米ドル以外の通貨の通貨ペアのこと
  • クロス円では必ずドルを介すため、値動きが大きい
  • 値動きが大きい分、勝てば利益が大きいが、相場予想が難しいため中〜上級者向け

 

クロス円の意味

 

クロス円は日本円と米ドル以外の通貨の通貨ペアを意味します。しばしばクロス円を日本円と米ドルの通貨ペア(ドルストレート)をクロス円の1種だと勘違いしている人がいるので、注意してください。

クロス円には様々ありますが、2016年4月の時点での取引量は大きい順に次のようになっています。

  1. ユーロ円
  2. オーストラリアドル円
  3. カナダドル円
  4. ニュージーランドドル円
  5. トルコリラ円
  6. 南アランド円
  7. イギリスポンド円

 

ドルストレートとクロス円

ドルストレートは米ドルが絡んだ通貨ペアのことです。ドルストレートにはドル円も含みます。ドル円がクロス円かドルストレートか勘違いしてしまいそうな方は、ドルは基軸通貨だから、通貨ペアの名前はドルが基準になっていると覚えておきましょう。

 

 

米ドルは基軸通貨ということもあり、ドルストレートのFXでの取引量はクロス円よりも大きいです。その中でもユーロドルは最も取引されている通貨であり、全体取引量におけるシェアは約25%となっています。

 

ドルストレートでは、ユーロドルに続いて次の順番で取引量が大きいです。

  1. ユーロ米ドル
  2. 米ドル円
  3. イギリスポンド米ドル
  4. オーストラリアドル米ドル
  5. 米ドルカナダドル
  6. 米ドル人民元

クロス円の特徴

クロス円は実需のない架空通貨ペア

 

クロス円の実際の需要は投機目的ではなく、企業が輸出入したり資本取引をしたり、株式や債券の売買を目的として行う為替取引のことです。ドル円であれば、例えば輸入企業が外国の相手企業に料金を支払うために、円とドルを為替取引するようなことがあるので、実需があります。

しかしクロス円には実需がありません。以前に日本経済新聞社がイギリスのファイナンシャルタイムズを購入しましたが、その際にはまず円をドルに交換して、その後ドルとポンドを交換して購入代金を支払っています。市場でポンド円を買い入れることはありません。また当然、他の通貨ペアでも同じことがいえます。

他の通貨の影響を受けやすい

例えばユーロが原因でユーロドルが上昇すれば、ユーロ円も上昇します。さらにユーロドルとドル円が上昇すれば、両方の影響を受けたユーロ円は大きく上昇するのが常です。

またユーロが原因でユーロドルが下がれば、ユーロ円も下がり、ユーロドルとドル円が両方下がれば、ユーロ円も下がります。

これだけ聞くとクロス円はユーロドルやドル円の動きを見れば、予想しやすいと思うかもしれません。しかし例えばユーロドルでユーロが買われ上昇したものの、ドル円でドルが売られてドル円が下落した場合、ユーロ円はどちらについていくのか予測困難です。

クロス円の仕組み

 

クロス円の算出方法

ドルストレートの通貨ペアの算出は米ドル110円、ユーロドル=1.1318というように2国間のレートを見るだけなので非常に簡単です。

しかしクロス円の場合、2国間のレートを見るだけではいけません。米ドルは基軸通貨なので、為替取引をする際には、米ドルを介さなければならないからです。例えばユーロ円の場合、まずは米ドルを買ってから、米ドルでユーロを買います。

そこでユーロを算出する場合には次の式を使います。

式)EUR/USD × USD/JPY = EUR/JPY

そしてEURの部分を他の通貨に変えれば、それぞれのクロス円を算出することが可能です。

ドルストレートを中心に考える方が簡単

しばしば為替相場に関するニュース記事などを読んでいると「クロス円が急落」「クロス円が反発」と書かれているニュースがあることに気がつくはずです。

例えば「円が全面安」というニュースであればドル円もクロス円も上昇していることがわかります。

しかしクロス円が急落・反発しているというニュースがあった際には、クロス円だけでなく、ドル円などのドルストレートの通貨ペアの動きも重要です。そのため普段からクロス円に関するニュースを見た際には、ドルストレートを中心に考えてみるようにしてください。

クロス円はドルストレートよりも激しく動く

クロス円はドルストレートよりも激しく動きます。その理由を理解するためにユーロ円の動きを考えてみましょう。

ユーロ円の為替取引では、円をいきなり為替取引でユーロにするのではなく、円をドルに変えてから、ドルをユーロにすることで為替取引をします。そのため例えばドルもユーロも上がっている場合には、ドルの値動きとユーロの値動きの両方の影響を受けます。

例えばドル円=111.51円、ユーロドルが=1.1473、ドルだった時に、それぞれ5pips上昇するとしましょう。そうするとドル円=111.56円、ユーロドル=1.1478になりますが、ユーロ円は127.94から128.05で、10pipsとドルストレートよりも激しく動くわけです。

クロス円のメリットとデメリット

クロス円のメリット

クロス円のメリットはトレード1回あたりの利益が大きい点です。

クロス円はドルストレートよりも激しく動く(ボラリティが高い)のは上で説明しました。通常FXではボラリティが高ければ高いほど、トレンドに乗って利益を発生させやすく、その利益は大きくなります。

例えばドル円の1日の値動きが40pipsでユーロ円の1日の値動きが60pipsであれば、1日の値動きの1割のpipsを獲得できた場合の利益の差は1.5倍です。通常クロス円はボラリティが高いので、1日の値動きの1割程度のpipsを獲得するだけでも、利益になります。

ドル円などのドルストレートでトレードに慣れてきて、ある程度稼げるようになってきた人が、稼ぎを増やしたいという場合に、クロス円はおすすめです。

クロス円のデメリット

クロス円のデメリットは相場の予想が難しい点です。

ドル円をトレードするのであれば、例えばFOMCなどの経済指標でドルが下がりそうだとわかれば、ドル円は下落するであろうと簡単に予想がつきます。またもし日銀の政策金利発表などで、円高になればドル円は下がる確率が高いです。

しかし例えばユーロ円をトレードする場合は、そう単純ではありません。例えばECBの政策金利発表でユーロが下がりそうな場合でも、同時にドルが上がりそうな場合、ユーロ円は上がるのか、下がるのかわかりません。予想するには、ユーロの下落の影響とドルの上昇の影響のどちらが強いのかを予想する必要があります。

クロス円はボラリティが大きいため、もし勝つことができれば利益が大きいです。しかしまず勝たないことには話になりません。予想の比較的簡単なドルストレートで勝てるようになる前の初心者の方には、クロス円はおすすめしません。

クロス円の通貨ペアの特徴

ユーロ円

ユーロ円はクロス円で最も取引量が多い通貨ペアです。取引通貨量が多い通貨ペアは一般的に市場参加者の間に集団心理ができた時には、動きが素直になることが多いといわれています。そのためクロス円の中では比較的トレードしやすい通貨ペアだといえるでしょう。

ただしユーロは24カ国で使用されおり、それぞれの国のファンダメンタルズの影響を考慮してファンダメンタルズ分析をするのは困難です。ユーロ円をトレードするなら、テクニカルによる短期トレードをおすすめします。

オーストラリアドル(豪ドル)円

オーストラリアドル円の最大の特徴は、先進国の通貨として最も金利が高い通貨と、最も金利が低い通貨のペアである点でしょう。2019年3月現在の日本の政策金利は0.1%である一方、オーストラリアドルの金利は1.5%です。

オーストラリアドルと日本円の金利差は1.4%となっており、日本円でオーストラリアドルを購入して保有しておけば、金利分のスワップポイントがもらえます。そのためオーストラリアドル円をトレードしている方の中には、スワップポイント獲得を目的に長期保有している方が多いです。

ただし長期保有を目的としている人でも、以下の2点は理解しておきましょう。

  • オーストラリアドルは資源国通貨で、資源価格の影響を受けやすいこと
  • 輸出先の30%が中国であり、中国の経済状況に大きな影響を受けること

カナダドル円

カナダドル円は3番目に取引量の多いクロス円の通貨ペア。カナダはオーストラリア同様に世界有数の資源国であり、カナダドルもオーストリアドル同様に資源国通貨です。

資源国通貨は資源のおかげで経済が安定しており、値動きが素直で上昇や下落のトレンドが明確に出やすく、ドル円よりも動きがつかみやすいという人もいます。

カナダドルは比較的金利が高く、高金利通貨になる可能性が期待されていますが、現在はスワップポイント目的の長期保有のトレードをするほどではありません。またカナダドルはスプレッドが大きいので、短期保有のスキャルピングにも適さないでしょう。トレンドが明確に出やすいことを利用して利益を得る、中期保有のスイングトレードに向いている通貨です。

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