Gemforexは売りも買いもスワップポイントが入る。って聞いたけど両建てすればリスクなくスワップポイントを稼ぐ事ができるんじゃないか?
上記のように考えてGemforexを利用したい方を対象に、このページを書いていきます。ぶっちゃけGemforexは両建てでリスクを最小限にして稼ぐ事も可能なFX会社です。
しかし注意点があって禁止行為にふれたりスプレッドの事を考えないとポジションが刈られてしあう場合もあるので、このページでは以下に上手にGemforexで両建てしながらスワップポイントを稼ぐのかについて解説していきます。
先に結論を紹介して順序立てて解説したほうが分かりやすいと思いますので先に結論をお伝えします。
Gemforexで両建てスワップポイントで稼ぐ方法は
土曜日6時の3日分スワップ ギリギリのタイミングで両建てして狙う。
通貨ペアは「usdjpy」「eurusd」「usdhkd」を狙う
この2つが基本となりますが細かな注意点やポイントがありますので詳しく解説していきます。
またGemforexはスワップポイント3倍デーが土曜日なのですがロングポジションだけで狙うのはどれだけリスクなのか?について触れていますので、スワッポイント投資の基本的な考え方も紹介しています。
やはりGemforexでスワッポイントをねらうなら両建てをするべきなのは間違いありません。
Contents
Gemforexで両建てスワップポイントで稼ぐ方法は「アービトラージ」
今回のメインテーマとなる「両建てスワップポイントで稼ぐ方法」とは、アービトラージと言われる取引方法の1つになります。
アービトラージとは、同じ通貨ペアに対して生まれる「価格差、金利差」を狙った取引です。今回は「金利の差(スワップポイント)」にあたります。
同FX業者の同通貨を両建てしスワップポイントを合算すると通常マイナスになるのですがGemforexは3つの通貨ペアでロングポジションもショートポジションもプラススワップが発生します。
Gemforexでの両建てでスワップポイントを稼ぐイメージとしては
- ロングスワップが「+1pips」
- ショートスワップが「+2pips」
- 同時にエントリーして、同時に決済すると「3pips」残る
こんなイメージです。
同一の通貨ペアを同じタイミングで両建てした場合、レートの動きは関係がありません。
一方が含み益なら、相殺する形で含み損が発生するからです。
結果的に、残るのはスワップポイントであり利益となります。
Gemforexのスワップポイントで稼ぐポイントは「3通貨の両建て」
Gemforexを使って、スワップポイントで稼ぐなら下記の3通貨で取引する事になります。(※2020年2月時点のスワップポイントによる)
USDJPY(ドル円)
EURUSD(ユーロドル)
USDHKD(ドル香港ドル)
なぜなら、これらの通貨ペアのみがロング・ショート共にスワップポイントが受け取れる仕様だからです。(プラススワップ)
【両建て オススメ 通貨ペア】
通貨ペア | ロングスワップ | ショートスワップ | 合計 |
USDJPY | 0.213pips | 0.287pips | 0.5pips |
EURUSD | 0.247pips | 0.287pips | 0.5pips |
USDHKD | 0.1pips | 0.3pips | 0.4pips |
それぞれのスワップポイントを表形式でまとめました。
「合計」の部分が両建てを決済した後の「利益」になります。
例えば、ドル円を両建てした場合
10万通貨で両建て
スワップポイントの合計0.5pips
500円の利益
このように、両建てした時にスワップポイントの利益が残ります。
両建てのスプレッドが問題を解決する3つの戦略
ここまでの解説で「両建てスワップポイントを稼ぐ方法」のイメージは掴めたかと思いますが、しかしスプレッドによって利益が小さくなる事も知る必要があります。
なぜなら、両建てとは言えスプレッドによって「同じレート・同じタイミング」でポジションを持てないからです。
オールインワン口座での対策。スプレッド分を裁量でを埋める
【Gemforex オールインワン口座 スプレッド】
通貨ペア | USDJPY | EURUSD | USDHKD |
スプレッド | 1.6pips | 1.6pips | 1.5pips |
例えば、Gemforexのオールインワン口座のスプレッドで考えてみましょう。
ドル円の両建てを行うと、10万通貨当たり「3.2pips分」の取引コストが発生します。※両建ては買い売り両方のポジションを持つため
- スプレッド分の含み損が「0」になってから残り片方のエントリー
- ポジションを保有を続けて、スワップポイントで3.2pipsより多く稼ぐ
買いポジションをエントリーした場合は、スプレッド分の含み損スタートなので「0」になったら売りポジションをエントリーします。
この場合、スプレッドによるコストは「1.6pips」なのでドル円のスワップが3日分以上は付与される必要があります。
また、シンプルにスプレッド分の「3.2pips」より、スワップで稼げば良い話なので6日以上両建てを続けると利益になります。
ノースプレッド口座でスプレッドゼロを狙う
ノースプレッド口座であればスプレッドが0(もしくはとても狭い)のでスプレッドの問題はほとんど起こりません。
スワップポイントで稼ぐとは多額の資金を入金して少しづつ確実に稼ぐ方法なのでオールインワン口座のボーナスは是非活用したいとことです。とはいえノースプレッド口座ですとスワップポイントの利益がスプレッドによって減少するデメリットは軽減できます。
スプレッドのマイナスを上回るまで、「スワップ付与日数」を稼ぐ
Gemforexがロングポジションとショートポジションでスワップポイントが発生するとはいえスプレッドのマイナス分の方が大きく、先にあげた2つの方法を
- 「オールインワン口座での対策。スプレッド分を裁量でを埋める」
- 「ノースプレッド口座でスプレッドゼロを狙う」
をしない限りはGemforex両建てスワップポイント手法はマイナススタートです。しかし長期保有をすればスプレッドが発生するのはポジションを持った初めの日。スワップポイントは日を跨ぐごとにはいるので「スワップ付与日数」でスプレッド分のマイナスを挽回して稼ぐ事も出来ます。
GemForexは三日分スワップが「土曜日」です。
両建てスワップポイントで稼ぐなら、ポジションの保有期間が長い方が良いです。
しかし、「出来るだけ早く稼ぎたい」という意見もあるかと思います。そこで、利用したいのがスワップポイント3日分となる曜日です。
GemForexでは、金~土曜日のスワップポイントがまとめて「土曜日の午前7時」に付与されます。(サマータイムは午前6時)
金曜日から3日間ポジションを持つ必要はなく、当日の午前7時にポジションを持っていればスワップポイントが3日分付与されます。
なので、スワップポイントで効率よく稼ぐには「土曜日の午前7時」を目安にエントリーすると良いです。
他のFX業者では「水曜日に3日分スワップ付与」が一般的です。
Gemforexの土曜日という設定は、稀なパターンなので注意しましょう。
両建てよりも買いポジションで高スワップポイント通貨でロングした方が早く稼げる?
ここまでは両建てで両ポジションともにスワップポイントの入るUSDJPY(ドル円)EURUSD(ユーロドル)USDHKD(ドル香港ドル)について紹介をしてきましたが、通常のスワップポイント投資のようにロングポジションだけもってGemforexで稼ぐことが出来るのか?考える人もいるかと思います。
だってボーナスで資金2倍になりつつ追証なし、ゼロカットありの取引環境はスワップポイント投資かにとってヨダレが出るほどの取引環境ですからね?
しかしGemforexを活用するならやはり両建てで確実に利益を上げた方が良いと思いますのでその理由を解説します。
他の通貨ペアで高スワップ狙いが良い?
【Gemforex スワップポイント 一覧】
通貨ペア | ロングスワップ | ショートスワップ |
AUDCAD | 1.36pips | -7.84pips |
AUDCHF | 2.16pips | -10.34pips |
AUDJPY | 1.14pips | -7.66pips |
AUDUSD | 1.63pips | -6.37pips |
EURAUD | -14.92pips | 5.08pips |
EURUSD | 0.247pips | 0.253pips |
EURZAR | -465.48pips | 107.51pips |
GBPAUD | -17.38pips | 3.22pips |
GBPJPY | 0.14pips | -3.78pips |
GBPNZD | -27.3pips | 12.7pips |
NZDUSD | 3.62pips | -8.18pips |
USDHKD | 0.1pips | 0.3pips |
USDJPY | 0.213pips | 0.287pips |
USDMXN | -196.74pips | 33.29pips |
USDTRY | -145.9pips | 30.8pips |
USDZAR | -6.72pips | 1.14pips |
両建てをせず、「とにかく高スワップの通貨で稼いだ方が良い」と言った意見もあると思います。確かに、スワップポイントが高いほど稼ぎは大きくなります。
しかし、テクニカル分析を行いある程度は「有利な価格」でエントリーするのが必須です。
なぜなら、スワップの高い通貨ペアほどボラティリティの大きい投資先だからです。
例えば、Gemforexで最もスワップの高い「EURZAR(ユーロランド)」のチャートを見てみましょう。
一日に100pips以上の変動も珍しくありません。
そのため、両建てしないスワップ狙いのトレードには不向きです。逆行して含み損を抱える可能性も高いので、「含み損に耐える資金管理」「含み損を抱えないエントリー」が必須となります。
ぶっちゃけタイミングさえ良ければ有効化と思いますが他の海外FX会社でもっとスワップポイントが入る口座もあるのでロングポジションのみでスワップポイントを狙うなら、その海外FX会社で取引するべきかと思います。
3日分のスワップ付与日なら「みんな買い?」で稼げるのか?
他の会社が水曜日に3日分のスワップポイントがもらえGemforexは土曜日に3倍貰えるのでコレを両方利用してお得にスワップポイントを貰う事は出来ないのか?
そんなことも考えるかたもいるはずです。しかし、一般的にスワップポイントが多く付与される水曜日に、とりあえず買いポジションを持ては儲かる?といった考えはNGでリスクしか生まないかな?と考えています。
ボラティリティの安定したメジャー通貨でも同じです。
高スワップ目当てで、分析を放棄し「とりあえずエントリー」は大損の可能性があります。
実際に、過去チャートから半年分の検証をしました。
- 日足で水曜日(3日分のスワップ付与)をピックアップ
- 陽線or陰線
- 前日にとりあえず買えば儲かるか?
このように、スワップ付与前にとりあえず買えば儲かるか?日足によって前日の価格から検証しました。
検証結果はこのようになりました。
- 水曜日に陽線となった回数「17回」
- 水曜日に陰線となった回数「11回」
- 水曜日に陽線となった割合「60.71%」
ドル円をスワップ目当てで買いポジションをエントリーすると、前日よりレートが約60%の割合で高くなります。
少なくとも直近の半年で、スプレッドや具体的なレートを考えなければ水曜日のスワップは稼げるという検証結果になりました。
これだけでは、信頼性にかけるので今回ピックアップした他2通貨も見てみましょう。
EURUSDの検証結果
- 水曜日に陽線となった回数「10回」
- 水曜日に陰線となった回数「18回」
- 水曜日に陽線となった割合「35.71%」
USDHKDの検証結果
- 水曜日に陽線となった回数「12回」
- 水曜日に陰線となった回数「16回」
- 水曜日に陽線となった割合「42.85%」
ドル円の陽線の割合に関しては、スワップと無関係と判断できる結果です。
総評として、「とりあえず買い」でスワップを求めると高確率で負けると言えます。
なので、スワップで安定して稼ぐなら「USDJPY」「EURUSD」「USDHKD」の3通貨を両建てでキープするのが最善策だと考えられます。
Gemforexの旨味は両建てでスワップポイントが入ることなのでリスクを低減できることなのでロングポジションのみのスワップポイント狙いでGemforexを利用するのは有効的でないです。
両建てスワップポイントに関係するGemforexの禁止取引について
Gemforexでは、上記の両建て取引が禁止されています。
該当する取引を行うと、「口座凍結」や「出金拒否」の罰則が科せられるためスワップポイントを狙う場合は必ず同一口座で両建てしましょう。
具体的に複数口座で行うと、ゼロカット制度を利用した両建て取引によって不正に利益が得られてしまうので禁止されていると考えられます。
例えば、このような取引です。
- A口座に10万円・B口座に10万円入金
- A口座買い・B口座売りで金曜日のスワップ直前にエントリー
- フルレバでポジション、負けても損失は10万円固定
一方は、強制ロスカットとなっても10万円の損失になります。
残ったポジションは、決済すると「負けた口座と同額の利益+スワップ差益」が最終的に残ります。
この場合は、Gemforexはゼロカット制度によって損失の不足分を支払う上、利益を顧客に支払わなければなりません。
なので、両建てを複数口座(他社を含む)で行う事を禁止しています。