国内FXとの比較

海外FXのNDD方式とDD方式のメリット・デメリットをFX歴8年の私が解説

こんにちは、このサイトを運営しているSHUNです。

  • FX会社の取引方式としてNDD方式とDD方式があるって聞いたんだけど一体何なの?
  • どっちがお得なのかメリット、デメリットを知りたい。

上記のような疑問にこのページは答えていきます。

 

NDD方式とDD方式を気にするという事はすでにFXを始めてある程度期間がたったトレーダーかと思いますが、2つの違いがいまいち分かりづらいと思います。

 

私はFX取引を8年ほど経験をしているので、どのFX会社がNDD方式かDD方式かというのはある程度把握をしておりメリットデメリットも知っています。

 

一般的なメリットデメリットは後述するのですがNDD方式とDD方式どちらが良いか?という質問に対して私の答えはというと無責任に聞こえますがどっちでも良いというのが答えになります。

 

FX会社の取引方式よりもそのFX会社自体が信用できる会社なのか?という事の方が重要です。

 

先出し結論

海外FX、国内FX問わずNDD方式とDD方式があるのは事実であり、DD方式の場合はFX会社とトレーダーの利益が相反してしまう事も事実です。

多くの方がDD方式はFX会社側から操作されてしまう。からリスクだ!と紹介していますが、NDD方式だから良くてDD方式はダメだ。という意見はもう古いです。DD方式でも真っ当に真剣に運営している会社も多く存在します。

 

自分の場合は長く海外FXをしているので裏の裏まで知っていると考えているのですが、このサイトでは全てを公開しません。

 

しかしNDD業者かDD業者か?国内FXか海外FXか?

いろいろ議論されていますが、有名どころの海外FXのゼロカット方式を採用している会社をまずは信用していいと考えています。

 

国内FXがチャイナショックやスイスフランショックの際にサーバーを落として決済ボタンを押せなくし多くのお金を呑んだ話はココではしません。

 

 

このページがどんなFXトレーダーに役に立つか

  • NDD方式とDD方式の違いが知りたい
  • FX会社選びの参考にしたい
  • 国内FXと海外FXどちらにするか決めたい

 

国内FXに多いDD方式と海外FXに多いNDD方式どちらを選びますか?

NDD方式のFX会社は海外FXに多くDD方式の会社は国内FXに多いです。どちらを選べばよいか?という事ですが先ほどもお伝えした通り、ぶっちゃけどちらでも良いと私は考えています。その理由は以下の3つになります。

 

どちらを選んでも良いと思う私の考え

  1. DD方式の方が透明性がないと言われているが決してそうでもないから
  2. それぞれにメリットデメリットがあり比較したらきりがないから

DD方式の方が透明性がないと言われているが決してそうでもないから

 

あとでDD方式のデメリットとして挙げるのですが、DD方式の場合FX会社内にディーラー(トレーダーのようなもの)がいて、その人が顧客の注文に色々と悪さをしたりするから透明性がないよ。

と言われていますが私は多少注文が滑る(発注した時に悪いレートで約定する)くらいしか味わったことが今までありません。

 

もちろん悪質なFX会社は存在していますが口座開設をする際にそのFX会社の評判を良く調べればそういった悪質なFX会社で口座開設をする危険はなくなります。

そもそもDD方式のスプレッドが狭いというメリットは絶大なので注文が滑る時があってもこの絶大な旨みには代えられないんじゃないかな?と思っています。

それぞれにメリットデメリットがあり比較したらきりがないから

同じ機能をもった商品Aと商品Bを比較したらメリットデメリットがあるのは当たり前ですよね?もちろん性能やサービスに差が出ているなら優秀な方を選択すればよいと思います。

しかし両者を比べてメリットとデメリットがあるとなると正直迷ってしましますよね?

NDD方式とDD方式も同じことで互いに比較した時にメリットデメリットがある以上悩んでいるならどっちが使ってみて嫌ならもう一方を試す。みたいな感じの方が早いです。

こういったことで悩んでいるならそもそもFXで利益をあげることが目的なので取引して検証することに時間を費やしてほしいと私は考えます。

 

以上が私の個人的意見になります。これからは一般的なNDD方式とDD方式の仕組みとメリットデメリットを紹介していきます。

海外FXに多いNDD方式の特徴とは?

 

NDDは「None Dealing Desk」の略で、FXにおいて、FX会社がディーラーを介すことなく、インターバンク市場(リクイディティプロバイダーと呼ばれることも多いです)の金融機関と直接取引をする方式を指します。

 

簡単に紹介するとトレーダーの取引注文が直接取引所に注文が流れる仕組みです。それなのでNDD方式はインターバンク直結型と呼ばれることも多いですね。

 

NDD方式のFX会社は複数のインターバンク(銀行間の為替取引が行われる場所)を取引先としており、トレーダーの注文に対して、複数のインターバンクが提示するレートの中から、最も有利なレートを選択してくれます。

 

FX会社はレートを選択するのみのため、ディーラーによる価格操作などを行う余地がなく、トレーダーとFX会社の利益相反も起こりません。NDD方式であれば、より透明性の高い環境下でトレードを行うことが可能です。

 

多くのトレーダーは透明性の高いNDD方式を好むと思いますが、後述するDD方式のFX会社が多いのが現状です。

 

理由としては注文がディーラーを介さずに行われるということは、FX会社がトレードに影響を及ぼせません。しかしDD方式であれば、ディーラーがトレードに裁量で影響を与え、会社の利益を増大させることが可能だからです。

 

NDD方式を選ぶトレーダーのメリット

NDD方式の会社にはいくつかのメリットがあります。

  • DD方式のFX会社よりも透明性が高い
  • スキャルピングやEAの制限がないところが多い

 

DD方式のFX会社より透明性が高い

NDD方式の仕組みで先に書いておきましたがNDD会社の場合、トレーダーの注文はディーラーを介さずに、インターバンク市場に流れるため、ディーラーがストップ狩りやリクオートなどを利用して、トレーダーに不利な行為を行うことはできません。

 

そもそもNDD方式の会社の利益の源泉は、トレードの際に発生するスプレッドのみ。トレーダーが負けても会社の利益にはなりません。そのためトレーダーに有利なトレード環境を用意し、より多くのトレーダーを集めようとします。

 

取引制限がなくスキャルピングやEAも利用可能

DD方式の場合は、スキャルピングやEAを禁止していることが多いです。しかしNDD方式の会社の場合、スキャルピングやEAの利用を許可しているケースがほとんど。

前述のように、NDD方式のFX会社の利益の源泉はスプレッドのみです。そのためスキャルピング やEAなど、トレード手法を問わず、トレードしてもらいたいという意図があります。

しばしばハイレバレッジを売りとするFX会社の中にも、DD方式の会社が存在しますが、ハイレバレッジトレードの効果を最大限に発揮したいのであれば、NDD方式を選択し方が良いと思います。

NDD方式のデメリット

NDD方式には信頼性と自由度の高いトレードという強力なメリットが存在しますが、デメリットも存在します。

  • スプレッドが広い傾向がある
  • NDD方式だと嘘を書いている可能性がある

 

スプレッドが広い傾向がある

NDD方式の会社の利益の源泉はスプレッドのみです。DD方式の会社とは異なり、トレーダーの損失が利益になることはありません。

そのうえ特に海外FX会社などの場合、ゼロカットシステムでトレーダーの損失を補填する場面が多いです。

 

そのため唯一の利益の源泉であるスプレッドを広くせざるを得ません。NDD方式の会社はスキャルピングを許可している会社は多いですが、スキャルピングにおいて非常に重要なスプレッドが広いのは残念な点です。

NDDだと嘘をつく会社もある

スプレッドなど、トレード条件がほぼ同じNDD方式の会社とDD方式の会社があれば、ほとんどのトレーダーはNDD方式のFX会社を選びますよね。

そのためしばしばDD方式の会社がNDD方式だと嘘をつくことがあり、注意が必要です。

 

DD方式にもかかわらず、NDD方式を自称しているFX会社の多くは、スキャルピングを禁止していたり、他のNDD方式の会社と比較してスプレッドが大幅に狭かった場合は本当にNDD方式なのか確認してみましょう。

 

なおサーバーへ負荷がかかるなどの理由でスキャルピングを禁止しているNDD方式の海外FX会社もありますがいったんDD方式のFX会社なのでは?と疑っても良いですね。

国内FX会社に多いDD方式の特徴とは?

DDは「Dealing Desk」の略で、投資家とブローカーが一対一で取引を行う相対取引です。DD方式という名称以外にも、OTC取引やMM「Market Make」方式などと呼ばれることもあります。

 

DD方式は一対一の相対取引となるため、トレーダーが通貨を購入すれば、FX会社は通貨をトレーダーに売ったことになり、逆にトレーダーが通貨を売却すれば、FX会社は通貨を購入したことになります。そのためトレーダーとFX会社の利益が相反する仕組みです。

 

ディーラーはFX会社の利益を守るために、ディーラーの判断で通貨ペアの提示価格を決定したり、注文をインターバンク等に流したり、複数のトレーダーの注文を合わせて相殺したりします。

また通貨ペアの価格を再提示する「リクオート」を行う会社も多いです。リクオートの多い会社は非常に厄介なため、リクオートが頻繁に発生する会社は避けるべきでしょう。

 

なおDD方式のFX会社はトレーダーの損失も利益となり、トレーダーのほとんどは負けているため、スプレッドが狭くても十分に利益を確保可能です。そのためスプレッドが狭い傾向があります。

DD方式のメリット

DD方式のメリットは、スプレッドが狭いことです。国内FX会社の多くはDD方式を採用していますが、DD方式の国内FX会社の中には、ドル円のスプレッドが0.3pipsという会社もあります。

しかしNDD方式を採用している海外FX会社で、それほど狭いスプレッドを提供している会社はほとんどありません。スキャルピングは禁止されていることが多いですが、デイやスイングトレードでスプレッドの狭さを重視している方は、DD方式を選ぶ価値があるでしょう。

 

DD方式のデメリット

DD方式には2つのデメリットがあります。

  • スキャルピングやEAが禁止されていることが多い
  • トレーダーに不利な行為を行う可能性がある

 

スキャルピングやEAが禁止されていることが多い

DD方式の会社は、トレーダーの出した注文をディーラーが処理していくことになります。そのためポジションを短期保有して、注文数の多くなりやすいスキャルピングやEAは処理が間に合わないため、禁止されていることが多いです。

 

スプレッドの狭さは、トレード手法を問わず重要ですが、小さなpipsを狙い利益を上げようとするスキャルピングにおいて、最も効果を発揮しますが、スキャルピングができないのは残念な点です。

 

トレーダーに不利な行為の可能性

言い方が悪いかもしれませんが、トレーダーのほとんどはディーラーが何もしなくても、トレードを続けていけば負けるものです。

 

FX会社がトレーダーをあえて負けさえようとせずとも、FX会社はトレーダーの損失による利益を得ることができます。そのため多くのDD方式のFX会社はトレーダーに不利な行為を行うことはありません。

 

しかし中にはトレーダーを故意に負けさせて、利益を大きくしようとする会社もあります。

具体的には頻繁なリクオートやスリッページ、約定拒否、ストップ狩り、レート操作など様々な手口を利用して、トレーダーを負けさせようとします。日本の会社でもこのような行為を行なっていると噂される会社は少なくないため注意が必要です。

NDD方式とDD方式はどちらを選ぶべきなのか?私が答えます。

このページではNDD方式とDD方式のメリットとデメリットをそれぞれ紹介してきました。基本的には信頼性が高いNDD方式をおすすめしますが、ぶっちゃけDD方式でも信頼できるFX会社の方が多いです。

より信頼性が高いトレード環境で公平にトレードしたいという方は、NDD方式と、少しでもスプレッドが狭くてお得なFX会社が良いということであれば、DD方式の会社を選択しましょう。

さらに海外FXについて知りたいという方は、海外FXと国内FXを比較した「海外FXと国内FXのメリットとデメリットは双方あるのを理解した方が良い」をどうぞ読んでみてください。

 

 

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